フリーエンジニアは、何をするのも自由です。いろいろな企業に出向するのも、それぞれの会社の特色を肌で感じたり、なかなか関わることができないようなビッグプロジェクトに参加できたりと貴重な経験になるでしょう。また、自由な発想で新しいサービスを開発したりすることも、フリーエンジニアであれば簡単にできるのです。会社員のようにやりたくない仕事を無理やりやらされることもないのです。自分が本当にやりたいと思うことに取り組んでいると仕事が楽しく感じるでしょう。始めの内は、目先の収入に走ってしまうかもしれませんが、本当にやりたいことは、明確にして心の中に秘めておきましょう。
今まで会社員としてエンジニアをしていた人は、直接お客様と接する機会は少なかったのではないでしょうか。自分が開発したシステムがどのように使われているのか、お客様は満足しているのか、なかなか肌で感じることはなかったでしょう。
フリーエンジニアになると、お客様の声はダイレクトに届きます。そのなかには、潜在的にあるニーズの声も含まれます。フリーエンジニアとして活躍していくには、こうしたお客様の声、特にニーズに関しては敏感になる必要があります。それは、企業に出向する場合も同じです。
正社員で雇用されていると、会社が求めていることに関して敏感にならなくても、大きなミスさえしなければ解雇になることはないでしょうが、フリーエンジニアではそうはいきません。自分に対してどのようなスキル、貢献を望んでいるのか、しっかり把握し、実行できなければ次の契約をもらうことは難しくなるでしょう。
会社員時代に社会貢献について考えたことがある人はいるでしょうか。最近では、企業がなんらかの社会貢献を行うことが増えてきていますが、個人的には関心がなかったり、会社から無理やりやらされている行事くらいにしか思わないでしょう。
フリーエンジニアになると、今までとは違う考えが芽生えるかもしれません。自分の仕事が社会の役にたっているのか考えることが増えるかもしれません。また、事業は、社会貢献につながるものの方がうまくいきます。自分のスキルを活かすということも大切ではありますが、そのスキルをいかに社会的に意義のあるものにしていくかという考え方が大切だと思います。
ただ単純に、ボランティアということではなく、社会のためになる仕事をしていくという視点で考えることが事業の成功には必要な考えです。フリーエンジニアもそのような意識を持つことが今後重要になるでしょう。
フリーエンジニアの在宅案件は、時間も場所も規制されず、自分の自由なスタイルで仕事をすることができます。その分、しっかりとした自己管理は必須です。体調管理、健康管理、時間の管理、スケジュール管理など、自分自身をマネジメントし、コントロールすることができなければ、フリーエンジニアの在宅ワークは失敗します。他人の目のないところで自分をしっかり管理する、強い意志が必要です。
スマートフォン用ゲームの大ブームに乗って、ゲーム開発業界でも在宅案件が増えてきました。ゲーム開発経験を持つゲームプログラマなら、在宅案件の獲得もそう難しくないでしょう。ゲーム開発は圧倒的に経験者が有利になるため、これからゲームプログラマを目指すのであればいきなりフリーの在宅で仕事をとるのは厳しいかもしれません。まずはゲーム開発会社に就職、もしくは常駐で開発経験を積むところからスタートしましょう。
フリーエンジニアにとって、仕事が無いということは、収入が無いということに直結するため、仕事がとれない期間は不安以外の何物でもありません。その不安から、つい無理な仕事を受けてしまう場合がありますが、これは悪循環の始まりです。立場的に弱くなりがちなフリーエンジニアだからこそ、クライアントを選ぶ勇気も必要です。ビジネスにおいて、どちらか片方が損をするような取引は継続しません。双方が利益を生むWinWinの関係でこそ、付き合いは継続します。